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一般歯科について |
口腔内の疾患を分けてみると大きくは、虫歯と歯周病に分かれます。 |
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これらは、一度かかると自然に治ることはありません。
どちらの治療も、まずは初期検査により歯肉の状態、 虫歯、欠損、咬合の状態を把握します。 (痛みのある救急時はこの限りではございません)
患者様一人ひとりに合った、無理のない計画を立てて、 虫歯の治療、、歯周病の治療 ,義歯や冠の作製を 行っていきますので、安心してご来院ください。 |
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古屋歯科クリニックでは、患者様にぴったりと合う、 歯並びなども考え、義歯や冠の製作を行っております。
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審美性と親和性(体に優しい)を兼ね備えた治療 |
金属からセラミックへ、 レジン(プラスチック)からセラミックへ ワンランク上の素材へ メタルフリーの口腔内環境は、金属のあらゆる弊害から体を守ります。良いものを長く使いましょう。 そして、メインテナンス向上へのきっかけを作ってください。 |
Ceramic Teeth (Full caver or Partial or Bridge or Laminate) |
セラミックの特徴をいかした治療を行います。セラミックによる修復は、透明感のある、自分の歯といっ ても分からないくらいの自然な仕上がりになります。 しかも、インレー、クラウン、、ブリッジ、ラミネートベニア(前装被覆)とさまざまな形態が用意されてい ます。また、ハイブリッドセラミック、オールセラミック、メタルボンド、ジルコニア等ご予算にあったセラ ミック素材の選択が可能です。私たちの技術をもって真剣に作ります。 これらのセラミック素材は、保健適応外の素材になります。 |
歯周病は、一部の再生外科治療を除いて保険で治療できます。 |
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歯周病は、どの様な病気でしょうか。 |
歯周病は、日本人の成人の約80%の人が罹っていると言われています。 成人で歯を喪失する原因のトップは歯周病です。 歯周病は、歯肉炎から始まり最後には歯が抜けてしまう歯周組織の病気なのです。 歯周組織とは、歯を支えている土台のようなものです。歯は、歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨という 4つの歯周組織で支えられています。 歯の根とあごの骨(歯槽骨)は、わずかな隙間があり、そこには歯根膜という繊維で埋まり両者をしっ かり固定しています。根の表面には、その繊維をしっかりくっ付けるためのセメント質という層がありま す。そしてそれらをすべて覆っているのが歯肉です。ですから見えるのは歯肉だけで歯根膜やセメント 質は見えません。これらが炎症を起こしたり破壊されるのが歯周病です。 これらが破壊されず健全であることが望ましいです。
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歯周病のセルフチェックをしてみよう。 |
思い当たる項目がいくつありますか。 ・朝起きたとき、口の中がネバネバする。 ・ブラッシング時に出血する。 ・口臭が気になる。 ・歯肉がむずがゆい、痛い。 ・歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている) ・硬いものが噛みにくい。 ・歯が長くなったような気がする。 ・前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。食物が挟まる。 上記の項目3つあてはまる:油断は禁物です。 上記の項目6つあてはまる:歯周病が進行している可能性があります。 上記の項目全てあてはまる:歯周病の症状がかなり進んでいます。
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歯肉炎と歯周炎の違い。 |
健康な歯肉と歯との境目には、歯肉溝という溝があります(深さは1mm〜2mm程度)。 そこに付いたプラークは、酸素の嫌いな歯周病菌の繁殖には都合がよい環境になっています。 歯周病菌は、繁殖すると毒素を作り出し、この毒素によって歯肉に炎症が生じて腫れたり出血しや すくなってきます。そしてさらに深部に炎症が進行していき深さ3mm程度の歯周ポケットを作ります。 これが歯周病の始まり歯肉炎です。これは、歯肉の炎症のみの状態で、よってこの時点で歯肉の 炎症が取れれば元の健康な歯肉に戻ります。 歯肉炎は10歳代の約60%近くが罹っています。 しかし、さらにプラークが増えるとさらにポケットの深部に炎症が進行して歯根膜やセメント質の破壊や 歯槽骨の吸収がおこりポケットがさらに深くなり歯周炎といわれるようになります。 進行度合いにより、軽度歯周炎、中等度歯周炎、重度歯周炎の3つに分けられます。 ここまで進むと歯肉の炎症は取れて改善しても、破壊されたものは元には戻りません。 歯肉炎と歯周炎をあわせて歯周病といっています。
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歯周病の原因 |
歯周病の直接の原因は、歯の表面に付いた汚れ、歯垢(デンタルプラーク)です。プラークは2〜3日で 石灰化し始めます。そして、プラークが石灰化したものが歯石です。歯石をほおって置くと表面がザラ ザラしているのでそこにさらにプラークが溜まりやすくなります。 プラークは、歯周病菌や虫歯菌などの細菌の塊です。その細菌の塊は、バイオフィルムとなって付着し ます。バイオフィルムは、抗菌剤などを通さない為中の細菌にとってシェルターのような役割を果たします。 歯周病は、そのバイオフィルムの中の歯周病菌が引き起こす感染症なのです。 【歯周病になり易い因子(リスクファクター)=個人の状況によって変わるリスク】 @喫煙 喫煙は、歯ぐきの免疫力や修復機能が低下してしまうため、 タバコを吸っている人は喫煙していな い人に比べて、2.1〜4.7倍も歯周病になりやすいというデータがあります。 A糖尿病 糖尿病になると白血球の機能が低下し、さらに唾液の分泌も少なくなってしまうので歯周病になり やすくなります。 Bストレス ストレスがある場合は、無い場合に比べ1,7倍歯周病になりやすくなります。 C歯並び 歯並びが悪い部分は、歯磨きが不十分になりやすいため、歯垢(プラーク)が付着し、炎症が起こり やすくなります。 D不適合な詰め物や被せ物 適合不良な詰め物や被せ物には歯質との境目に段差や隙間があり、プラークが付着すると ブラッシングでは取れないため細菌が繁殖し2次虫歯や歯周病の原因になります。 Eはぎしり、くいしばり、かみしめ 直接の原因ではありませんが、歯周病の進行が早くなり、歯や歯肉などの歯周組織に強い力が加 わりより症状が重症化するとされています。 F不規則な食習慣 甘いもの、やわらかいものは歯につきやすく、これらを多く食べる習慣は、歯垢(プラーク)の増殖に 拍車をかけます。また、食事が不規則であったり栄養が偏っていると、全身の健康にも悪影響を及 ぼします。
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治療の流れをみてみましょう。 |
先ず始めに歯周病の進行程度を知るために、必ず行うのが歯周ポケット検査です。 歯周ポケットの深さを測定します。その際、出血の有無や動揺の程度をみます。 レントゲン撮影は、歯槽骨の吸収程度や吸収の形態を見ます。 この様に1歯ごとに、また1本の歯の裏か表か間かの各歯面ごとに炎症の程度や破壊の程度を知る ことが治療するには重要です。複雑な骨の破壊形態をとるものは、治療も難しくなります。 そして、歯垢の付着状態を調べプラークコントロール(歯垢除去)を行います。 プラークコントロールの成否が治療の成否につながります。 ホームケアーでのブラッシングの再度の確認が重要となります。 歯垢の付着率を20%以下にすることが大切です。ブラッシング指導を繰り返し行うことで改善をして 行きます。 歯周病に関わる生活習慣の質問表に記入して頂き、歯磨き習慣や食習慣などの指導を行います。 情報収集、検査の結果を踏まえ、これらを総合的にとらて治療計画を立てます。 基本は、歯面や歯根面に付着した歯周病の原因となる歯垢や歯石などの沈着物の除去で、これが 歯周基本治療になります。 これ(原因物質の除去)を確実に行うことが何よりも重要です。 (ただし、急性症状がある場合は、そちらを優先して行います。) 通常、スケーリング治療、およびスケーリング・ルートプレーニング(SRP)という処置が行われます。 スケーリングという操作は,歯面や歯周ポケットの浅いところに付着したプラーク,歯石,その他の沈着物を機械的に除去することであり,スケーリング・ルートプレーニングは,スケーリングに加えて,ポケット内の根面の粗造で細菌やその代謝産物を含む病的なセメント質を除去し,生物学的に為害性の無い滑沢な根面にすることです。 その他に、過度の咬合負担は歯周病を悪化させるので咬み合わせの調整を行うことも基本治療に含まれます。 一旦歯周基本治療が終了した後、歯周病の状態が改善されたか否かを、再度歯周ポケットの検査することにより確認します。
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歯周ポケットの深さは、わかりやすい臨床的な指標 |
歯周ポケットの深さは、歯周病の進行度や改善度を診るのに最もわかりやすい臨床的な指標です。深さと大まかな症状との関連を見て早期に気付くことが大事です。 【健康な歯肉の溝は、0.5〜2mm】 健康な歯肉の状態です。しかし 、自分ではどうしても取りきれないプラークや歯石を歯科医院で定期 的に取り除いて、今の状態を保ちましょう。 【歯肉炎】 (歯周ポケット3mm程度) 歯肉の色は、赤みを帯び炎症が見られます。ポケットが3mmになるとセルフケアだけでポケット内の プラークを取り除くことは、難しくなります。痛くないのでつい放置しがちです。 炎症を治せば歯肉は退縮せず、元通りに回復可能です。 【軽度歯周炎】 (歯周ポケット3〜5mm) 歯周炎と歯肉炎を分けるポイントは、歯を支えている骨が破壊されているかどうかにあります。 これは軽度といえども歯周炎。歯槽骨が失われています。(レントゲンでの確認が必要です) ブラッシング時の出血や歯ぐきのムズムズ感で気づくことが多いのですが、やはり痛みが無いため放置しがちです。歯周ポケットが深くプラークや歯石が溜まっているためセルフケアだけでは改善しません。 【中等度歯周炎】 (歯周ポケット4〜7mm) 根の長さの半分近くまで歯周組織が破壊されてる状態。歯のぐらつきが始まります。 その為歯の隙間が広がり、食事に支障を来たす様になります。ジワジワと壊れていくのが歯周病の 特徴ですが、咬む力に影響をうけて一気に破壊が進むこともあります。時々歯ぐきが腫れて痛ん だり、膿が出たりしますが、いつの間にか症状が治まることもあるためやはり放置しがち。 歯ぐきの奥深くに隠れたプラークや歯石を徹底的に取り除き炎症を抑えます。 放って置くと歯を失うことに。 【重度歯周炎】 (歯周ポケット6mm以上) 根の長さの半分以上の歯周組織が失われ歯は傾きグラグラしている状態。 口臭もひどくなります。ここまで進行するには、歯ぐきの腫れや痛みがあったはず。 すでに治療がたいへん困難な状態になっています。保存不可能な歯の抜歯も考えなくてはなりません。徹底したセルフケアはもちろん、治療期間も長くなり患者さんの努力と忍耐が必要になります。 予防が大事という事を強く感じます。
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歯周治療の一応のゴール (治癒の目安) |
@最も良い状態のゴール 歯肉炎や軽度歯周炎など 歯周組織が臨床的に健康を回復した状態。歯肉の炎症はなく、歯周ポケットは3mm以下、 ポケット測定時の出血はなく、歯の動揺度は生理的範囲のものを治癒の目安とします。 A次に良い状態のゴール 軽度歯周炎や中等度歯周炎など 病状が安定した状態。多くの部分は健康を回復したが、一部分に深いポケットがあるものの歯周病 の進行が停止し病状が安定した状態を目安とします。 Bしかしながら、依然として改善が不十分な部位がある状態。 中等度歯周炎や重度歯周炎など 歯周基本治療を行っても、歯周外科治療により歯周ポケットの除去が必要となる場合に関しては、 同意を得たうえで歯周外科治療を行いその後メインテナンスに移行します。 通常は、歯周基本治療終了後、歯周精密検査により病態を把握し、個々の歯の状況に応じて 1歯単位で歯周外科手術を行います。
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歯周治療の本当のゴール |
定期的なメインテナンスでよい状態を維持し続けることがゴールになります。 歯周病や虫歯は、再発傾向のある疾患です。なぜなら歯周病菌や虫歯菌は常在菌として常にお口の 中にいる菌なのです。完全に除菌は出来ないのです。長期的に治療後の安定状態を維持するために 、定期的にメインテナンスやクリーニングを続けてください。 メインテナンスは、治療の一部だと考えてください。
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しかし、歯周病は、予防が出来ます。 |
歯周病は、生活習慣病です。そして、歯周病の直接の原因は、プラーク(歯垢)です。 このことから、あなたが出来ることは、プラークコントロール(歯垢除去)です。 プラークコントロールの基本は、毎日の歯磨きです。 生活習慣病は、生活習慣の乱れからくるものです。 これは歯周病だけでなく、すべての生活習慣病に言えることです。 生活の乱れやストレスの増大、喫煙などによる免疫機能の低下などが関係するため、生活リズムや 食生活・ストレスの改善、充分な睡眠、禁煙など、日頃の生活習慣に気をつけることが大切です。 これらを是正し予防としての歯科医院の利用のしかた(定期健診やクリーニング)を生活の一部に取り入れてください。出来る限りのお手伝いをさせて頂きます。情報提供もさせて頂きます。
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古屋歯科クリニックInformation |
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